待機児童の数が全国で最も多い横浜市で、新年度に認可保育園への入園を認めるかどうかの通知が先週末にかけて保護者に発送されたのを受け、週明けの21日、無認可の民間の保育園には、入園が認められなかった親たちから問い合わせの電話が相次いでいます。
去年4月の待機児童が1552人と全国で最も多い横浜市では、新年度の認可保育園への申し込みに対する審査結果が、先週の金曜日、保護者に発送されました。これを受けて、週明けの21日、無認可の民間の保育園には、認可保育園に入れなかった保護者から、入園できるかどうか問い合わせの電話が相次いでいて、横浜市港北区の保育園でも職員が対応に追われていました。この保育園では、認可保育園への申し込みをせずに入園を希望する人が多かったため、すでに新年度の定員はほぼいっぱいで、キャンセル待ちをしている人も10人以上に上るということです。電話に出た職員たちは、こうした状況を説明し、問い合わせてきた人たちに理解を求めていました。米沢秀子園長は「妊娠中から見学に来て入園を申し込む人もいるほどで、保護者の方には申し訳ないが、お断りするしかないのが現状です」と話していました。横浜市は、このあと、定員に満たなかった認可保育園の2次募集を行う予定で、来月1日まで申し込みを受け付けることにしています。
無認可の保育園に問い合わせ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110221/t10014185281000.html
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