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発行部数低迷に悩んでいた昨年5月、当時の平松邦夫市長の特別顧問だった評論家内田樹さんらが編集委員に加わり、編集を地元出版社に委託。コンビニなどにも販路を広げ、「司馬遼太郎は『大阪』をどう見ていたか」などの特集が受けて、部数は1万1000部程度から1万7000部に急増。今年1月号の「鉄道王国・大阪」は増刷して2万部を売り上げた。
しかし、市の補助金が年間2400万円あっても、2011年度の赤字は前の年より1000万円増え、3800万円にのぼった。
昨年12月に就任した橋下徹市長が外郭団体の整理、文化事業への補助金見直しを打ち出し、北村英和・同センター理事長が、「広告収入が落ち込み、部数が増えても赤字解消に至らなかった」と、休刊を決めた。
2日発売の最終号は、「古地図で歴史をあるく」。近世から昭和初期にかけて作られた大阪の名所一覧や町絵図、街道図から災害図、鉄道図までをフルカラー特集。付録として幕末の雰囲気を伝える「改正増補国宝大阪全図」(1863年)の復刻版を作った。
雑誌「大阪人」87年の歴史に幕…橋下改革機に
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/20120402-567-OYT1T00696.html
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