金沢主婦殺害裁判 NHK傍聴券巡り大量動員の“怪” (週刊文春) R35
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金沢主婦殺害裁判 NHK傍聴券巡り大量動員の“怪” (週刊文春)


(前略)

 若生被告がNHKの委託カメラマンだったことや、昨年二月の逮捕直前に後頭部を刃物で刺して自殺を図ったことなどから騒がれた事件だったが、地元、金沢では別の意味でも注目されているのだ。

「NHKのやり方がひどいんです。金沢地裁から約二百メートル離れた金沢放送局から数十人の職員が行列をなし、地裁で配られる一般傍聴席の抽選券を受け取りに来るのです。二月九日の初公判には十九席の傍聴席に対し、約六百人の希望者が並んだのですが、うち百人以上がNHK職員とアルバイト要員だったようです。しかし、NHKは初公判以降、裁判についてほとんど報じていません。なるべく人目に触れさせたくないのか、職員で傍聴席を埋めてしまおうというのでしょうか」(同前)

 それもそのはず、当初からNHKは、この事件は“ウチとは無関係”と言わんばかりの振る舞いだった。

「若生被告が逮捕された昨年二月、NHKは『NHK金沢放送局が業務委託していた映像プロダクションの元カメラマンが逮捕』と報じて、関係性の薄さを強調していました。しかし、福田さんが殺害されるまで、若生は十年以上NHKの業務に従事しており、金沢放送局から福田さんの血液が付着した若生のベストが押収されています。やはりNHKも後ろめたさを感じているのではないでしょうか」(別の地元記者)

 判決は三月二日。NHKはどう報道するのだろうか。

(週刊文春2012年3月8日号「THIS WEEK 事件」より)

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[ 2012/03/02 22:24 ] ニュース | TOP↑